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本邦初の女性フライフィッシャーによる釣りエッセイ集。力の抜けたちょっぴりシュールなイラストと共に、女性にとっての釣りの楽しみを、細やかに、軽やかに、鮮やかな筆致で、余すところなく伝えます。
「釣り」は長い間、男性の趣味とされてきました。しかしながらようやく、ここに「フライフィッシングは力を必要としないこと、繊細なフライを巻くこと、美しい自然と魚に触れ合えることなど、女性にこそ向いている」と主張する、アウトドア新時代の女性が現れたのです。「フライフィッシングに興味はあるけど何となく(かなり)敷居が高い」と感じていた女性は、本書を読めば「フライフィッシングって、こんなに楽しいものだったんだ! 」と驚くに違いありません。
「よく、男性は狩猟本能が備わっているから釣りが好きなのだとか言われているが、私が考えるに、女は女の釣りの楽しみ方を自分で身に着けなければ続かないのだと思う。釣果至上主義の体育会系のノリには、女性は付いていきたいと思わないのだ」--本文「アングラーズ・アイドル」より。
女性が感じる釣りの面白さとは、一体どういう種類のものなのか。女性の釣り人の目に、男性の釣り人はどう映っているのか。本書にはこれまで女性の口から漏れてこなかった、そんな秘密のささやき、呟き、叫びがあふれています。本邦初のこの貴重な機会を逃さず、フライフィッシングに興味を持つ女性だけでなく、男性釣り師も、女性釣り師の生の声を是非聞いてみてください(特に男性釣り師には『アングラーズ・アイドル』と『アダムスとイブ』を読んでいただきたい! )。
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