朴正熙、金大中、福田赳夫、中川一郎など…幅広い人脈で、
戦後の日韓関係を舞台裏で支えた崔書勉が大いに語る。
日韓の水面下での政・官・財・学各界での協力・暗躍・駆け引き――。
政府による公式発表や公文書だけではわからない
両国間の歴史認識や政策決定の裏面を明らかにする。
崔書勉氏の「語り」からは、日韓が単純な国際関係だけではとらえられない、多元的な人的関係によって構築されてきたことがわかる。元徴用工問題など戦後最悪といわれる時期だからこそ、今日的課題を考察する材料を提供できる。
本研究は韓国人識者に対するオーラルヒストリーを通じて、戦後の日韓関係史を学際的に再構築していこうとするものである。戦後の日韓関係を知る識者が次々に一線を退いており、その証言を記録する必要がある。その証言からは、政府による公式発表や公文書だけではわからない両国間の歴史や政策決定の一端を明らかにすることができた。
戦後の日韓両国の政治家や知識人が、お互いをどう眺めあってきたがわかる語りも、多数得ることができた。
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