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患者数が多く、何歳でも発症する可能性があり、非常に身近であるにもかかわらず誤解の多いてんかん。
てんかんといっても発作の種類や、発作に関連する脳の部位はさまざまです。全身にけいれんがあらわれたり意識を失うような発作などが知られていますが、発作の種類はさまざまで一瞬だけびくっとするような発作、意識を失っている間動いたり話したりするタイプもあり、なかには本人や身近な人もてんかんだと気づいていないこともあります。そういった例では別の病気と間違われたり、対処法がわからず困っているというケースもあります。
てんかんは薬物療法が効果を表す例も多いのですが、効果的な治療のためには正しく診断を受けることが大切です。適切な対処をすることで発作をコントロールできるケースも多くあります。また薬でコントロールが難しい例でも手術などほかの方法が効果をあらわすこともあります。
本書はてんかんの基礎知識、正しい診断と対処法、発作への備え、生活上の注意や工夫などを、オールカラーの図解を豊富に用いてわかりやすく解説します。
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