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世界を旅したノーベル賞作家、ソール・ベロー(1915-2005)。
シカゴ、ニューヨークからイスラエル、ルーマニア、メキシコ、スペイン、アフリカ奥地まで、ベロー作品に現われた都市空間を多様な観点から論じる。
【目次内容】
第1部 ニューヨーク
第1章 ソール・ベローとニューヨーク──『犠牲者』をめぐって(大工原ちなみ/富山大学教授)
第2章 重ね書きされる〈アメリカの風景〉──「未来の父親」と『この日をつかめ』のニューヨーク(井上亜紗/日本女子大学助教)
第3章 『盗み』にみるニューヨーク──セグリゲーションと女性の社会進出の観点から(上田雅美/静岡文化芸術大学非常勤講師)
第2部 シカゴ
第4章 消費する都市、消費される自己──『宙ぶらりんの男』における物語形式と自意識の臨界(篠直樹/大阪大学大学院生、滋賀短期大学非常勤講師)
第5章 〈劇場〉としての都市──『ハーツォグ』におけるシカゴとニューヨーク(岩橋浩幸/近畿大学非常勤講師)
第6章 シカゴと移民──「銀の皿」にみる多文化共生の地理的状況(大場昌子/日本女子大学教授)
第7章 二都物語──『学生部長の十二月』における二つの都市についての一考察(坂口佳世子/宮崎大学名誉教授)
第3部 外国の都市
第8章 メキシコ諸都市とソール・ベロー文学──「メキシコの将軍」『オーギー・マーチの冒険』「モズビーの思い出」(山内圭/新見公立大学教授)
第9章 スペインを舞台にした「ゴンザーガの原稿」にみる“核への警鐘”──ワシントン・アーヴィング、ヘミングウェイ、ダン・ブラウンとの比較から(鈴木元子/静岡文化芸術大学教授)
第10章 生命の〈内奥〉とアフリカの〈奥地〉──ソール・ベローの『雨の王ヘンダソン』を読む(外山健二/山口大学教授)
第11章 ソール・ベローが見たパレスチナと六日戦争──アメリカ人として、ユダヤ人として(堤亮輔/出版業界勤務)
第12章 精神の共同体と存続──ソール・ベローの『エルサレム紀行』(佐川和茂/青山学院大学名誉教授)
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