原著者のシナソン(V. Sinason)は,知的障害のある人に精神分析的心理療法を試みた先駆者である。彼女は本書で,詳しい臨床事例と豊かな考察,文学作品の引用や自身による詩作を通して,これまでほとんど言及されてこなかった事実を浮かび上がらせる――共に人間であることを実感しながらかかわるとき,障害という防壁の隙間から信じられないほど鮮やかな知性のきらめきが垣間見られるという事実を。
よく利用するジャンルを設定できます。
「+」ボタンからジャンル(検索条件)を絞って検索してください。
表示の並び替えができます。