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「行為」以外に注目すると、春画はもっと面白くなる!
【茶釜は性交渉の象徴→湯が沸く音が男女の行為時と似ているから】【着物の柄が椿だったら処女を失うという意味】などなど、春画に隠されたアイテムの意味を読み解くことで、奥深く艶やかな江戸の情愛の世界が開かれる。画期的な春画入門書。
●描かれた隠しアイテムをひとつひとつ読み解くことで見えてくる江戸の性事情を、よりエロティックに、より深く、より面白く紹介。
●春画初心者の入門編として「春画をどう見るか」「何が面白いのか」「何が魅力なのか」を描かれた具体的なモチーフから分かりやすく解説。
●春画や浮世絵、江戸文化に詳しい人にも「図像学的に春画を見る」という新しい視点を提供して、既知のものも改めて新鮮な気持ちで楽しめるような深掘りの魅力を提供。
●関連する浮世絵など豊富な図版を掲載。読むだけでなく、見ても学べる、楽しめる。
【目次より】
●第一章 年中行事と四季
鏡餅/節分/雛祭り/初鰹/菖蒲打ち/七夕/蛍狩り/月見
●第二章 生活習俗と道具
蚊取り豚/金鶏/藍玉/茶釜/和時計/手鏡/裁縫箱/煙草/握りばさみ
●第三章 子供遊びと玩具
やじろうべえ/ヨーヨー/天狗のお面/貝合わせ/雪遊び/影絵
●第四章 動物と植物
猫/鼠/蛙/犬/金魚/とうもろこし/松茸/茄子/ほおずき
●第五章 食文化とファッション
蒲焼/巻きずし/西瓜/刺身/雛形本/蝙蝠の模様/雷の模様/椿の模様
●第六章 神仏と信仰
地蔵/貧乏神/丑の刻参り/鼠の嫁入り/山伏/位牌/常香盤
●第七章 遊郭と大人の遊戯
琴/陰間茶屋/花札/三味線/宝引
【著者略歴】
鈴木堅弘(すずき けんこう)
京都精華大学特別研究員。1977年、愛知県生まれ。総合研究大学院大学国際日本研究専攻(国際日本文化研究センター)博士課程後期課程修了。博士(学術)。専門は日本美術史、江戸文化論など。春画のほか、仏教説話画、大津絵、妖怪画まで幅広く論じる。福岡市美術館「肉筆浮世絵の世界―美人画、風俗画、そして春画―」(2015年)では、春画の作品選定・解説を担当。著書に『春画論―性表象の文化学』(新典社)。
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