取り寄せ不可
1971年11月、カナダはバンクーバーの外れに小さなレストランがオープンした。その名はdouble A cafe。以前のオーナーからそのまま名前ごと譲り受けた形だったが、訪れる人は皆、こう呼んでいた。小柄な日本人女性、ナオミが切り盛りする店だから「NAOMI’S CAFE」。開店から1ヶ月後、お客さんの多くが勤めていた新聞社が移転。あっという間に閑古鳥の鳴く店となってしまったNAOMI’S CAFEだったが、持ち前の負けん気と、なんと言っても「人が好き、料理が好き」の一心で作り続けたメニューと彼女の人柄が評判を呼び、地元バンクーバーでは知らぬ人のいないほどの有名店となった。1958年にたったひとりでカナダに渡り、差別や偏見を受けながらも人種、民族の壁を越え、多くの人に愛される店となったNAOMI’S CAFE、その奇跡の物語。
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