曖昧の七つの型

叢書記号学的実践

曖昧の七つの型

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出版社
水声社
著者名
ウィリアム・エンプソン
価格
8,800円(本体8,000円+税)
発行年月
2022年2月
判型
A5
ISBN
9784801006133

詩の美しさは〈曖昧〉にある。
ウィリアム・エンプソンは、詩の美しさとは、その言葉の音調の美しさや、
雰囲気の霊妙さにあるのではないと断言し、詩を構成する語が、
同時にいくつかの意味を持つ多義性にあると主張し、これを〈曖昧〉とよんだ。
彼は詩の言葉の〈曖昧〉を、意味の重なり方の複雑さに従って七つの型に分類し、
チョーサー、シェイクスピア、ポープ、キーツ、シェリー、エリットら、
古今の英詩を仔細に分析した。言語分析批評の確立であった。
エンプソンのこの〈曖昧〉の概念とその分析手法は、ニュー・クリティシズムを生み、
さらにその後の文学批評の流れの中でも強い支持を失うことはなかった。

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