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〈犬山紙子さん、ハライチ・岩井勇気さん推薦!〉
「腕毛が生えているのは女としてない」という言葉にとっさに怒ったチョーさんが好きだ。
コンプレックスがあっても、嫉妬心があっても、
夜明け4時急に自分の形がわからなくなっても、私たちは意思を表明して良いんだと思えた。――犬山紙子
すっぴんすぎるだろ。――ハライチ・岩井勇気
■内容
〈みんなと同じになれないけど、それの何がいけないの?〉
国籍や性別、常識・非常識という区分けのほとんどは、誰かが勝手に作ったフィクションで、思っているよりずっと流動的なもの。「女らしさ」を強いられることや、何かにつけて「耐え忍ぶ」ことが美徳みたいに語られるのもナンセンス。だから私たちはもっと怒ったり、叫んだりしたっていいのだ。
注目のペイントアーティストが綴る、毎日間違えて、へこんで、社会の不条理さにくじけそうになっても、怒って、戦って、考えて、自分の足で歩いていく覚悟を込めた「成長」と「主張」のエッセイ集。〈書き下ろし漫画も6篇収録〉
■「はじめに」より
「時々自分が全くのエイリアンみたいに思える。変な発言をしてしまうこと、国籍がみんなと違うこと、「女らしく」できないこと。だから私はエイリアンを隠して、意識しないように生きてきた。そうしたらどうだ、いつの間にかすっかり自分がよくわからなくなってしまっていた。(…)だけど、こうも考えられないだろうか。私たちはみんなエイリアンで、みんな一人ひとり違って、違うということだけが私たちに共通していることだと」
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