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とある引越会社。社員は自分たちの状況を「アリ地獄」と自嘲する。長時間労働を強いられ、事故や破損を起こせば、会社への弁済で借金漬けになるからだ。本作の主人公、西村有さん(仮名)は34歳の営業職。会社の方針に異議を唱え、一人でも入れる個人加盟の労働組合(ユニオン)に加入した。するとシュレッダー係へ配転させられ、給与は半減。さらに懲戒解雇にまで追い込まれた。ユニオンの抗議により解雇は撤回させたが、復職先はシュレッダー係のまま。会社に反省の色は見られない。
西村さんは、「まともな会社になってほしい」と闘いを続け、次第にたくましく変わってゆく。
本作の監督・土屋は、仕事で悩む親友の自死を防げなかった後悔とともに、3年にわたる闘いに密着する。生き残るためのロードームービー(労働映画)。結末はいかに!
【図書館など団体での貸出・視聴・上映が可能なライブラリー版です。】
監督・撮影・編集・構成・企画:土屋トカチ(写真左)
制作・販売:映像グループ ローポジション
本編98分+特典映像36分/日本語/16:9/ステレオ/片面2層/複製不能/リージョンオール/ドルビーデジタル
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