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第4回配本となる今回は、『時刻表から消えた北海道の私鉄』というタイトルにしました。北海道の鉄道撮影旅行といえば国鉄・JR各線の撮影ポイントが現在も多くの愛好者を引き付けています。しかし、それらの撮影は写真のセンスがある方々にお任せし、本書の著者である私自身は後年なくなりそうになった急行「ニセコ」を追いかけたくらいです。常紋も狩勝峠も目的地を便利に結んでくれた夜行列車の車内におり、常に夜の通過だったのです。
ほかに北海道の鉄道といえば炭鉱鉄道の存在があります。取り上げたいテーマではありますが、本号では『交通公社の時刻表』にあった私鉄に限定し、炭鉱鉄道はこのシリーズの別の機会にしました。ただ夕張鉄道や雄別鉄道など炭鉱鉄道そのものではありますが、蒸気機関車牽引の旅客列車も走っており、また時刻表にも掲載されているので本号で取り上げていきます。また令和の時代まで生き残った釧路臨港鉄道は石炭輸送専用の鉄道ですが、かつて旅客運輸を行っていた時期があるので、この期間を私鉄として紹介し、その後の変化は炭鉱鉄道の巻で紹介いたします。
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