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「金剛の露ひとつぶや石の上」 「約束の寒の土筆を煮て下さい」師である高浜虚子から「花鳥諷詠真骨頂漢」の称を受け、「茅舎浄土」「露の茅舎」と冠された早逝の俳人。同じく虚子の愛弟子である松本たかしが、その句を「凄味」と評するほど、同時代の俳人が一目置く存在であった。生前の全句集に、虚子選の後期作品を網羅。散文「花鳥巡礼」「俳諧新涼」、自句自解、年譜、初 句・季語索引を付した決定版!
解説・松本たかし/宇多喜代子
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