私は何年もの間,私がセルフと呼ぶもの,つまり私たち全員に備わっている癒しの源泉であり,損傷を受けていないパーツと,身体の関係を探求していました。どのようにしてパーツは,セルフを身体から追い出すのか?その結果,その人が身体から離れたとき,なぜセルフがシステムを導くのが難しくなるのか?私は,この課題に夢中になっていました。そのなかで私は,IFSにおいてもセルフを身体に落とし込むことが重要な目標であることを得心するに至りました。セルフは身体にあって,良きリーダーである必要があります。セルフが肉体を与えられていなければ,パーツが,セルフを信頼のおける存在と認めることが難しくなります。そのような事例では,親のない子どものように,パーツは不安を感じ,ますます極端に走るようになります。セルフが身体に戻ると,親が家に戻ったかのように,子どもたちはリラックスし,子どもらしくなります。この課題の探求において,スーザンに並ぶ者はいません。そして,本書には,セルフを身体に落とし込み,パーツを発見し,それを癒すために身体を使うという,スーザンが発見した実践の方法が説明されています。彼女がよく言うように,私たちがこの世界で,身体を失うと,お互いに対して暴力を行使することができるようになってしまいます。そのため,身体に落とし込むことは,社会を変えていくことになるのです。IFSは,概念としては大きな傘であるといえます。セルフの存在を信じることと,神聖なパーツへの尊敬を持ち続けることによって,その傘のもとで多くのアプローチと観点が良く調和しています。私は,これほど多くの才能のある人々が,この傘のもとに活動することに,情熱を傾けてくれたことを,長年にわたり感謝してきました。(「序文」より)
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