多様な価値観により深く分断された社会で、私たちはどうすれば共に生きられるのか。『正義論』への批判に応え、自らの構想を刷新した、ロールズの理論的集大成!本書は、現代世界に突きつけられたこの難問に、〈公正としての正義〉の構想をみずから修正し、答える試みである。〈重なり合うコンセンサス〉〈公共的理性〉〈穏当な包括的世界観〉といった鍵となる理念を駆使し、ロールズが提唱する「正義の政治的構想」とはいかなるものか。分野を超えて世界的なインパクトをもたらした『正義論』を刷新する後期ロールズの理論的集大成、ついに邦訳刊行!多様な価値観に深く分断された社会で私たちはどうすれば共に生きられるか――正義は、可能か?
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