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ほんとうに「随筆」かしら?
思い込みをリセットして読み直し!
記録者という役目を背負い、中宮定子のみやびな宮廷世界を綴らんと必死だった清少納言。
自慢話でも、ひけらかしでもない『枕草子』の真実の姿を探る。
「「随筆」とは一般的に、個人が自分の感じたことを自由な形式で書きつづった散文のことを言うが、『枕草子』を「随筆」だと言った瞬間に、それを書いた清少納言の個人としての発信、つまり「自分アピール」なのだという偏見に結びついてしまう危険性が生じる。」
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