公共図書館などで取り組まれている児童サービスは、読書支援に加え、子どものリテラシーの育成、
情報活用能力の育成、宿題支援および学習支援、公共性および社会性の育成、親など保護者への支援、
児童福祉の推進など、重要な役割を果たしている。
近年の社会的な課題である少子化対策や子育て支援も含めて、より広い社会的な視野から子どもや
子どもを取り巻く環境についてとらえ、今後の動向も踏まえながら子どもを主軸においた
児童サービスのあり方について論じる。
章末に「考えてみよう・調べてみよう」と「読書案内」の項目を設け、各章の内容の復習、
応用問題として実践できるよう、より学習の理解を深められるように工夫した。
国内外で0歳?18歳の読書を連続的に捉え、読書習慣の形成と継続について、家庭、学校、地域で
総合的に支援しようという傾向がみられる。
このような状況を踏まえ、児童サービスやヤングアダルトサービスに関する国内外の
最新の動向を盛り込み、第3版を刊行した。
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