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中国・六朝時代最高の詩人、陶淵明。農耕生活から生まれた数々の名詩は、人生や社会との葛藤を映し出し、今も胸に迫る。待望の新訳注書、遂に成る。===農耕生活を営みながら、農村の諸風景を詩のなかに写しとる才の見事さ。〈人の命はつなぎとめる根も蔕もなく、さっと散ってしまう路上の塵のようなもの〉と世のはかなさを詠じての余情――。六朝時代最高の詩人・陶淵明の作品は、古来多くの人に愛されてきた。しかし、詩人はたんなる田園の人ではない。儒教的理念がかなわぬことへの憤り、人生や社会との葛藤を内に抱えた人でもあった。「閑情賦」「帰去来兮辞」「桃花源記」をはじめとする、清新で奥行きのある文学世界のすべてを、味わい深い訳文と行き届いた語釈とともにおくる。待望の新訳注書。===人生や社会との葛藤を秘めた名詩の数々――。隠逸詩人の全文業を味わい深い訳文でおくる。待望の新訳注書===【目次】凡例 陶淵明関係地図 巻一 詩四言巻二 詩五言巻三 詩五言巻四 詩五言巻五 賦・辞巻六 記・伝・賛・述巻七 疏・祭文陶淵明伝(蕭統) 肅統の「陶淵明伝」にふれて 解説 陶淵明略年譜
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