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現実を越えた超絶リアルな世界遺産をフライトしよう!
本書は、待望のFlight Simulator 2020初の飛行手引き書「旅客機で飛ぶMicrosoft Flight Simulator 2020 コース攻略テクニック」の続刊です。
前著では旅客機でによるフライトを楽しみましたが、本書では9つの世界遺産を、セスナ機など小型機で有視界による低空飛行(VFR)と、IFRによる計器飛行により、景色を楽しみながらフライトします。
フライトは、ベネチア、ロンドン、ニューヨーク、パラオ、ナポリ、東京-富士山、パリ、エジプト、スイス(ヨーロッパアルプス)です。
一般にテレビ番組や本のグラビアで見る世界遺産は、ヘリコプターやドローンによる空撮を駆使して紹介されているため、いざ実際に陸路で行ってみると何かイメージが違うなと感じるものです。
しかし、FS2020なら、まさにそのテレビや本で見る姿をそのまま再現できるだけでなく、好きな角度から全体を俯瞰して、そのスケールの大きさや細部に至る美しさなど、今まで知らなかった世界遺産の新たな一面を発見することもできます。
その場合に課題となるのが、どうやって目的の世界遺産まで飛行するかです。
そこで本書では、空港から近かったり、比較的地理を把握しやすい場所へのフライトを「VFR編(有視界飛行で行く世界遺産)」に収め、空港から遠い、あるいは地理が分かりにくい場所へのフライトについては、FS2020の機能を活用し自動操縦によって巡る方法を「IFR編(計器飛行で行く世界遺産)」として紹介しています。
これら9つのフライトは、どれが簡単とか難しいとかはありません。前著をお読みいただき操縦や計器の扱いを習得されている方なら、好きなフライトからスタートして構いません。
一方、初めてFS2020に触る方は、本書のはじめに準備編としてFS2020を快適に楽しむための各種の設定方法を解説しているほか、各フライトの所々に操縦のポイントを解説していますので、はじめから順番に読んでいただけると良いと思います。
今回のフライトで取り上げた世界遺産のほか、まだまだ紹介しきれない素晴らしい場所が世界にはたくさんあります。
本書がFS2020というフライトシミュレーションソフトの奥深さと、コロナ禍で失われた旅の醍醐味を再発見し、バーチャルに、そしてリアルに、未知なる世界への旅に出るための一助になれば幸いです。
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