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日本近現代史、近代社会運動史などの研究者である著者は、序文で「神戸における社会主義運動の始まりとその背景から、同地での本格的な社会主義組織である『神戸平民倶楽部』の活動と、その倶楽部員である岡林寅松と小松丑治がどのようにして大逆事件に連座していったのかを明らかにしていく……それは、神戸の知られざる近現代史を明らかにするだけではなく、東京の平民社で本格的に始まった社会主義運動がどのようにして地方で広がりや深まりをみせたのか、そして各地の大逆事件のなかでも最もフレームアップが甚だしいとされている神戸の事件の解明を通じて、大逆事件の真実の一端を明らかにすることにもつながるはずである」と主張する。大学院修士課程の頃からの記録調査や先行研究・新資料をひもときながら7年がかりで集成。大逆事件刑死から110年めを迎え、全国各地で連座者の名誉回復・顕彰運動が続けられるなかでの刊行。
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