掠れうる星たちの実験

掠れうる星たちの実験

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出版社
国書刊行会
著者名
乗代雄介
価格
3,080円(本体2,800円+税)
発行年月
2021年12月
判型
四六判
ISBN
9784336072597

サリンジャーの戦争体験と柳田國男の恋。終生秘められた「実験」の記憶から、文学への態度において不思議なほどに似通う二人が追い求めた〈生きた「もの」〉を透視する驚異の批評。
第162回芥川賞候補作『最高の任務』に続く〝阿佐美家サーガ〟の特異点「フィリフヨンカのべっぴんさん」を含む書き下ろし/単行本未収録の掌編9本(総120枚)、実感に向かって書くこと、〈生きた「もの」〉の痕跡が「残される」ことをめぐる書評28編を併録。

【目次】
掠れうる星たちの実験
書評
『職業としての小説家』村上春樹
『このサンドイッチ、マヨネーズ忘れてる/ハプワース16、1924年』J・D・サリンジャー(金原瑞人訳)  
『アナーキストの銀行家 フェルナンド・ペソア短編集』フェルナンド・ペソア(近藤紀子訳)
『ペンギン・ブックスが選んだ日本の名短編29』ジェイ・ルービン編
『ののの』太田靖久
『大工よ、屋根の梁を高く上げよ/シーモア―序章―』J・D・サリンジャー(野崎孝、井上謙治訳)
『サピエンス前戯』木下古栗
『謎ときサリンジャー 「自殺」したのは誰なのか』竹内康浩、朴 舜起
『柳田國男全集31』柳田國男
『ナチを欺いた死体 英国の奇策・ミンスミート作戦の真実』ベン・マッキンタイアー(小林朋則訳)
『揺れうごく鳥と樹々のつながり 裏庭と書庫からはじめる生態学』吉川徹朗
『サガレン 樺太/サハリン 境界を旅する』梯久美子
『いまだ、おしまいの地』こだま
『契れないひと』たかたけし
『自然な構造体 自然と技術における形と構造、そしてその発生プロセス』フライス・オットー 他(岩村和夫訳)
『記憶よ、語れ 自伝再訪』ウラジーミル・ナボコフ(若島正訳)
『鴎外随筆集』森鴎外(千葉俊二編)
『佐倉牧野馬土手は泣いている(続)』青木更吉
『松本隆対談集KAZEMACHI CAFE』松本隆 他
『現代児童文学作家対談5 那須正幹・舟崎克彦・三田村信行』神宮輝夫
『ウォークス 歩くことの精神史』レベッカ・ソルニット(東辻賢治郎訳)
『トンネル』ベルンハルト・ケラーマン(秦豊吉訳)
『今日を歩く』いがらしみきお
『手賀沼周辺の水害 ―水と人とのたたかい4?0?0年―』中尾正己
『海とサルデーニャ 紀行・イタリアの島』D・H・ロレンス(武藤浩史訳)
『声と日本人』米山文明
『ライ麦畑でつかまえて』J・D・サリンジャー(野崎孝訳)
『案内係 ほか』フェリスベルト・エルナンデス(浜田和範訳)
創作
 八月七日のポップコーン
 センリュウ・イッパツ
 水戸ひとりの記
 両さん像とツバメたち
 鎌とドライバー
 本当は怖い職業体験
 This Time Tomorrow
 六回裏、東北楽天イーグルスの攻撃は
 フィリフヨンカのべっぴんさん

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