子ども家庭支援の心理学

子ども家庭支援の心理学

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出版社
萌文書林
著者名
藪中征代 , 玉瀬友美
価格
2,090円(本体1,900円+税)
発行年月
2022年1月
判型
B5
ISBN
9784893473721

保育士養成課程の「子ども家庭支援の心理学」の教授内容に準拠。保育学、心理学、児童福祉心理臨床、家族関係学・生活経営学の研究者たちが保育者を目指す初学者に学んでほしい内容について執筆したテキスト。

2015(平成27)年に「子ども・子育て支援新制度」が施行されるなど、保育をめぐる状況は大きく変化しています。たとえば、保育所などの保育関係施設を利用する子どもの数は,1・2歳児を中心として増加傾向にあります。また、子育てをめぐる地域や家庭の状況は変化し、核家族化の進展や地域のつながりの希薄さなどから、子育ての不安や孤立感が高まり、大きな社会問題となっています。

このように保育を取り巻く社会情勢が変化するなか、2017(平成29)年に保育所保育指針が改定されました。その保育所保育指針では、各年齢層の保育のねらい及び内容の明確化、幼児教育の場であるという積極的な位置づけ、養護に関する基本的事項の明記、職員の資質向上(研修の実施体制など)が盛り込まれました。保育所保育指針の改訂にともない、保育士養成課程が見直され、教科目構成の体系化やその関連性が明確化されました(保育士養成課程検討会「保育士養成課程等の見直しについて」2017)。

本書の章立ては,保育士養成課程に準拠しており、保育士や幼稚園教諭など、保育者に必要な基礎知識の習得を基本にしています。保育の現場をめざす学生の皆さんが子どもの現在の姿を形づくっている発達や、その家庭環境を理解してください。そして,各章の最後に示したワークに取り組んでください。「自分は本章の内容を理解しているか」という問いを持ちつつ、主体的にワークに取り組んでみましょう。そして、「さらに学びを深めるために」に示した参考図書を読んでみましょう。子どもとその家庭支援について、保育者をめざす学生の皆さんの知識の幅が広がっていくことを切に願っています。さらには,青年期にいる皆さん方の自分自身の理解を深め,いろいろな経験を通して自身の成長につなげていただきたいと思います。
(本書「はじめに」より抜粋)

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