「鎌倉殿」登場!

「鎌倉殿」登場!

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出版社
日本能率協会マネジメントセンター
著者名
大迫秀樹
価格
1,650円(本体1,500円+税)
発行年月
2021年12月
判型
四六判
ISBN
9784820729785

『そういうことだったのか!』
知ってるようで意外と知らない日本初の武家政権誕生に迫る!

学校の授業で歴史を習うときに必ず出てくる「鎌倉幕府」。日本で初めて本格的な武士による政治のはじまりとして覚えさせられた方も多いことでしょう。そこで、習った方には思い出していただきたいのですが、鎌倉幕府の成立は何年と教わったでしょうか?

①イイクニつくろう鎌倉幕府の1192年
②イイハコつくろう鎌倉幕府の1185年
③イイヤヲはなとう鎌倉幕府の1180年
④その他

おそらくすでに成人されて久しい方は①の1192年で習っており、
若い世代や今まさに教科書で習っている方は②の1185年だという人が多いのではないでしょうか。
あるいは教えている先生によっては③の1180年や④のそれ以外の年数で教えていらっしゃるかもしれません。
このように、誰もが勉強してきたはずの事柄であっても、調査や研究で変わっていくのが歴史です。

歴史は、現在から過去を発掘して調べることで知識が増えるものですが、古くなればなるほど「これは絶対だ!」と確信できるものが少なくなっていきます。そのため、新たな発掘や発見により従来の定説が覆ることがあります。同時に、古い時代になるにつれ、徐々に推測や想像の部分が増えていくことになります。

そしてこの鎌倉幕府の時代。
この時代は、だれにも程よく想像力を広げる自由があたえられています。
近世以降と違って、信頼できる史書・文献が限られているからです。また、その記述内容にも幅があり、一様ではありません。
歴史家によっても、解釈・見解は大きく異なります。
かといって、神話に頼らざるを得ない古代ほど、見通しが利かないわけではありません。
真相が判らないゆえの陰謀論もいくつか唱えられていますが、それを頭から否定できる、あるいは肯定できる史料が少ないことは、むしろこの時代の大きな「魅力」になっています。

さて、武士による政治と聞くと、その武力を背景にした暴力的な政治を想像してしまいがちです。しかし、鎌倉幕府が成立したころ、そうした想像とは似つかわしくない「合議制」が導入されました。「合議」とは、現代では「二人以上が集まって相談すること」を指します。
つまり鎌倉幕府の武士たちは、力ではなく話し合いによる政治を目指したのでしょうか?
もしそうなら、これは現代まで続く議会政治のはじまりということなのでしょうか?

本書が微力ながらお手伝いしますので、これまで明らかにされてきた歴史と、欠落を埋める想像力を働かせながら、この時代に思いを馳せてみませんか?

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