攻殻機動隊論

攻殻機動隊論

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出版社
作品社
著者名
藤田直哉
価格
2,970円(本体2,700円+税)
発行年月
2021年12月
判型
四六判
ISBN
9784861828812

金字塔を徹底解剖。サイバーテロ、AI、フェイクニュース、SNS、仮想空間(メタヴァース)、ポスト・ヒューマン…、30年前に予言し、未来を創造し続けるSF。イーロン・マスクに影響を与え、ハリウッドを触発し、現実を進化させた、Seriesの作品世界を徹底解剖。その内在する力と日本文化の根本をえぐる、著者構想10年、畢生の書。【「攻殻機動隊」シリーズとは?】『攻殻機動隊』(こうかくきどうたい、英語タイトル:GHOST IN THE SHELL)は、士郎正宗による漫画作品とそれから派生した漫画、アニメなどである。アニメ映画(押井守監督作品『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』)が1995年に公開されて以来、「ビルボード」誌の全米セルビデオチャート第1位を獲得、全世界で大ヒットを記録。その「人間の本質」を問う普遍的なテーマは、数多くのクリエイターに影響を与えてきた。『攻殻機動隊』は、常にネット時代と並走し、濃密な相互作用を起こす現代日本文化史のメモリ(記録装置)そのものなのであり、〈未来を創造する伝統〉である。



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【目次】

未来を創造する〝伝統〟――はじめに

 第一部 超越と身体

第一章 原現実との邂逅――押井守『攻殻機動隊』『イノセンス』

 第二部 叛逆と体制

第三章 匿名の革命――神山健治『攻殻機動隊STAND ALONE COMPLEX』

補章 大衆の体制――『東のエデン』『ひるね姫』

 第三部 真実と正義 

第四章 陰謀と感染――『攻殻機動隊ARISE』

第五章 記憶と痕跡――ルパート・サンダース『ゴースト・イン・ザ・シェル』

第六章 超人類の民主主義――神山健治・荒牧伸志『攻殻機動隊SAC_2045』

終章 『攻殻機動隊』の後継者たち

それを達成できない身体だけがこの地上に残される――「あとがき」に代えて

『攻殻機動隊』関連年表/引用・参考文献一覧/初出一覧/註

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