発掘写真で訪ねる新宿区古地図散歩

発掘写真で訪ねる新宿区古地図散歩

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出版社
フォト・パブリッシング
著者名
坂上正一
価格
2,640円(本体2,400円+税)
発行年月
2021年12月
判型
B5
ISBN
9784802133029

箱根山に登った。箱根山といっても、都立戸山公園にある人口の山だ。標高は50メートルに満たないから「登った」という表現はいささか大袈裟かもしれないが、周辺の樹林に遮られなかったら、その眺望は往時のように歌舞伎町周辺まではっきりと臨めただろう。
都立戸山公園一帯は、現在、中高層の団地が30数棟建つが、かつて庭付き二軒長屋が1000戸近く、1号地から8号地に区割りされてマッチ箱のように並んでいた。明治時代から戦前まで陸軍戸山学校が展開していた跡地に、敗戦後の住宅難に対応するための二軒長屋を突貫工事で建てた住宅地が「戸山ハイツ」だった。
本書では、新宿区の町名今昔、赤城神社と牛込城、牛込の求心地「神楽坂」の繁華、新潮社と大日本印刷、早稲田大学と学生街の変遷、箱根山が伝える陸軍戸山学校、四谷の繁華は麹町から、新宿メロン物語、「新宿通り」繁華の歩み、新宿を支えた「戦後派」歌舞伎町、京王電車の「出発進行!」、西新宿に埋まる東京の水道史等の歴史テーマを解説。さらに後半は区内全域11エリアの明治・大正・昭和の古地図で見る街の移り変わりを探訪する。

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