功罪の籤

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出版社
二見書房
著者名
藤木桂
価格
770円(本体700円+税)
発行年月
2022年1月
判型
文庫
ISBN
9784576212111

「功績」と「あら探し」、両面からの調査指示に、きな臭さを思う目付衆。

市ヶ谷で「殿様」といえば、評判の旗本・本多家だった。
大雨で周辺は水浸しになり、行き場のない者を救うため、武家たちは体面を捨てて…。


目付筆頭・妹尾十左衛門は老中方より、役高五千石の大番頭に家禄四千石の旗本・本多幡三郎を就けるか否か諮問される。
屋敷のある市ヶ谷で、殿様といえば本多といわれるほど評判も高く、推挙に問題はないと思われるが、「功罪の籤」、つまり「功績」と「あら探し」の両面から調べよとの指示で…。
折しも大雨が続き市ヶ谷は水浸しになってしまう。行き場のない町人を救うのは?

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