Cuisine

出版社よりお取り寄せ(通常3日~20日で出荷)
※20日以内での商品確保が難しい場合、キャンセルさせて頂きます

出版社
万来舎
著者名
雅藝日本文化協会
価格
10,000円(本体9,091円+税)
発行年月
2021年12月
判型
B5変
ISBN
9784908493539

日本文化をきちんと伝えることは、意外に難しい。確かに日本文化の「かたち」は、海外でも一般的に知られるようになっている。「侘び」や「寂び」、あるいは「花鳥風月」のようなキーワードも、国際的に認知されてきた。

しかし、そんな「かたち」や「キーワード」の奥にある精神性や「魂」について、これまで日本人は海外に発信する努力を怠ってきた。岡倉天心、新渡戸稲造、鈴木大拙たちの例外的な努力は、断絶したままである。ほかならぬ日本人自身が、日本文化の深層にあるものを語ることも、理解することもしなくなっている。日本は「言霊の国」でありながら、自身の文化を言葉にすることをなおざりにしたままである。
シリーズ「The Aesthetics of Japan」は、そんな現状をなんとかしたいとの想いからスタートした。口切は「Cuisine」となった。日本食もまた「和食」がユネスコ無形文化遺産に登録されたこともあって、世界的に改めて注目されている。しかしやはり、その精神性について理解されているとは言い難いのが実情である。日本の「食」は、何よりもまず、「カミ」とともにあった。神人共食から日本の食文化はスタートを切ったのである。食には自然観も世界観も霊魂観も込められている。「Cuisine」に収められた各原稿も、神人共食を軸に展開する。日本人が、日々の食事を前に、手を合わせて「いただきます」と言葉を発することの秘密が、解き明かされることになった。

お気に入りカテゴリ

よく利用するジャンルを設定できます。

≫ 設定

カテゴリ

「+」ボタンからジャンル(検索条件)を絞って検索してください。
表示の並び替えができます。

page top