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名古屋を中心に中部地方に放射状に444.2kmの路線網を広げる名古屋鉄道(名鉄)は、周辺各都市へ向かう線区の多くで短い2両編成での運行が見られます。その一方で岐阜、豊橋といった規模の大きい都市との間では長い編成の列車が用いられ、2両編成から8両編成までを基本に、自由で効率的な編成の列車が組成され運用についています。このバラエティに富んだ編成は鉄道趣味的な見地からも、名鉄電車の魅力のひとつといえます。
本書は、2018年に刊行した「名鉄車輌図鑑」の続巻として、鉄道車両のデザイナーの近藤克実氏による細密な車両イラストを基に、各時代の編成が克明に判る編成図と、鉄道ライターである山田 司氏よる解説、それを補う実車写真を掲載。1980年代から現在に至るまでの名鉄の列車編成を記録した内容です。
その時代の名鉄電車を見てきた方には懐かしく、また実物を見たことがない方には、確かな資料として新旧の数多ある編成イラストから、興味の尽きることない名鉄電車を堪能してください。
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