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曽根崎都弦は、ある特異な力と自殺癖の持ち主。彼の自殺未遂の度に、友人の六文銭村正は悲鳴を上げつつ蘇生するのが日常だ。
ある日、二人が働く心のケアの相談所に、一件の依頼が舞い込む。都市伝説にある呪いの写真『眠り姫』に恋人が殺されたのだという。殺人を主張する依頼人と、自殺を主張するその友人。遺体の写真を見た曽根崎は「他殺だ」と即答した。彼は自殺かどうかを見分ける力を持つ、自殺判定士なのだ。
やがて『眠り姫』は、二人を自殺と他殺をめぐる、不可解な連続怪死事件へと誘っていく――。
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