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集団における謎めいた現象「カリスマ」について多面的な考察を試み、ヒトラー、チャールズ・マンソンらを実例として分析の俎上に載せる。解説 大田俊寛===集団の狂気、あるいは集団形成の核に存在する特異な人格的威力「カリスマ」。本書は、理論と実例の両面からこの現象の謎に迫る。理論として参照されるのは、ヒューム、ミル、ニーチェらの哲学、ウェーバー、デュルケムの社会学、メスマー、フロイトの精神医学など。実例として取り上げられる主な題材は、ヒトラーとナチズム、チャールズ・マンソンとそのファミリー、ジム・ジョーンズと人民寺院、シャーマンと共同体……。危険と魅惑に満ちた「カリスマ」という概念を包括的に考察した稀有の書。解説 大田俊寛===ヒトラー、チャールズ・マンソン、ジム・ジョーンズ……何故この人物に従ってしまうのか===【目次】第Ⅰ部 序説 第1章序説 第Ⅱ部 理論編 第2章 「あるがままの人間」――情念の社会理論 第3章 非合理なものの社会学――マックス・ウェーバーとエミール・デュルケム 第4章 催眠と群集心理学――メスマー、ル・ボン、タルド第5章 エディプスとナルシス――フロイトの群集心理学第6章 カリスマは精神の病か、それとも再社会化か 第7章 カリスマの総合理論第Ⅲ部 実例編第8章 「取り憑かれた従者」――アドルフ・ヒトラーとナチ党第9章 「愛こそわが裁き」――チャールズ・マンソンとそのファミリー 第10章 「あなたが知る唯一の神」――ジム・ジョーンズと人民寺院 第11章 「聖なるものの技術者」――シャーマンと社会 第Ⅳ部 結論 第12章 今日のカリスマ
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