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昭和四年に大分県の北の地で生を受けた著者が、九十二年間にわたる人生の心象風景を文字に託してえがいた詩集。早くに亡くした母を恋う幼少期の『小さな慟哭』――幼い我が子を省みず自らの道に生きた父への葛藤『夜明け前』――長じてカトリックの司祭となった兄へ、声にならない問いを叫ぶ『洗礼式』――孤独だった娘時代の影を抱えて自らも母となったあと、かわいい我が子のそばでときおり心を閉ざしてしまう瞬間についての『末娘』――等、九州は豊前の田舎で専業主婦として年老いながらも、心に根ざした人生観、死生観を言葉にして紡ぎ続けた集大成。
「一編の詩はたかが一編の詩と侮るなかれ。それは百ページの小説を凝縮したものでもある」
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