アパレルに未来はある

アパレルに未来はある

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出版社
日経BP
著者名
川島蓉子
価格
1,760円(本体1,600円+税)
発行年月
2021年12月
判型
B6
ISBN
9784296111404

"変革者たちは「アパレル愛」をいかにビジネスに変えたのか

 コロナ禍で苦境に立たされているアパレル業界の課題を明らかにしつつ、常識にとらわれないアプローチで活路を見いだしている「変革者」たちの熱量の原点を探り、未来へのヒントを見いだそうとしているのが、本書『アパレルに未来はある』だ。
 前編ではアパレルの未来を左右する""6つの壁""として「サイクル」「セール」「ブランド」「店」「情報」「デザイン」を挙げ、その壁を乗り越えるためのヒントを提示する。「長きにわたって定番商品を展開したり、1カ月ごとに数点の新商品を投下したりする」「適正量を正価で売り切るために知恵を絞る」「ブランドが持っている志を伝える」「リアル店舗をブランドコミュニティーの場と考える」といった具合だ。
 しかし、こういった変革を、生産から販売までのプロセスに多くの企業が関わっているアパレル業界で行うのは容易ではない。そこで、未来へのヒントを得るべく、後編では業界の変革者たちを徹底取材し、その軌跡を詳細に紹介している。
 「途上国から世界に通用するブランドをつくる」をコンセプトとする「マザーハウス」代表兼チーフデザイナーの山口絵理子氏、ファッション業界紙「WWDJAPAN」編集長の村上要氏、東京五輪開会式で「君が代」を歌ったMISIAの衣装を作った「トモ コイズミ」デザイナーの小泉智貴氏、「ジェラート ピケ」「スナイデル」など人気ブランドを展開するマッシュホールディングス社長の近藤広幸氏、「ルイ・ヴィトン」「ロエベ」といった世界のトップブランドもオーダーするテキスタイルデザイナーの梶原加奈子氏、ユニークなZINE(個人が自主製作する冊子)を作り続けるビームスのサーフ&スケートブランド「SSZ」ディレクターの加藤忠幸氏、産地とのコラボレーションを仕掛ける「ビームス ジャパン」ディレクターの鈴木修司氏、大丸松坂屋百貨店のファッションサブスクリプション(定額課金)サービス「アナザーアドレス」事業責任者の田端竜也氏という8人だ。
 各人のエピソードが非常に個性的で興味深いのだが、共通しているのは「アパレル愛」にあふれていること。その熱量をもって、さまざまな障壁がある中で、いかに自分のやりたいことを実現するかを必死に考え、愚直に実践してきたのだ。
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