上に立つ者の驕りが、世の乱れを生む!
階級社会批判・エコロジー思想の先駆と称される、江戸時代の比類なき思想家による諫言の書。
江戸中期、封建社会の低層たる農民の生活を根拠としながら、独特の時代批判をものした安藤昌益。万物の根本原理を説く「大序」、孔子ら聖人の作為を暴く「私法儒書巻」、記紀の誤りを糺す「私法神書巻」、階級社会を批判し、理想社会への道標を示す「法世物語巻」「真道哲論巻」――主著のエッセンスを通して明らかになる、「土の思想家」昌益の核心。
野口武彦氏による詳細な解説に加え、管啓次郎氏によるエッセイも収録!
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[本書の内容]
○エッセイ 昌益の道、土の道 管啓次郎
○自然真営道 安藤昌益
・大序
・私法儒書巻(抄)
・私法神書巻(抄)
・法世物語巻(抄)
・真道哲論巻(抄)
○解説 土の思想家 安藤昌益 野口武彦
○年譜
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