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冬休みを利用して、地方の山を少しのぼったところにある、温泉旅館へ家族旅行にでかけたぼく。到着して早々、旅館の中を探検しているうちに、ぼくは本がたくさん置いてあるスペースを見つける。図書室、とプレートがかかっている。昔は長期で滞在するお客さんも多かったため、その人たちが持ち寄った本や、地元を紹介した本で図書スペースをつくったらしい。
そこで『黄泉の本』というタイトルの不思議な本を見つける。その怖そうな本に興味を持ったぼくは、どんな本かなと開いてみた。宿を舞台にした怪談が載っている。どうやら、怖い言い伝えや怪談を集めた本のようだ……。
地方の温泉旅館にある「図書室」が舞台。雪に覆われた中、次々に「黄泉の本」に書かれた出来事が起こり始める!
人気の「本の怪談」シリーズ著者による「新・本の怪談」シリーズ、怖さ倍増の第三弾!
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