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平戸を発った空也は、長崎街道を下り長崎へと向かう。途中、大村で篠山小太郎と名乗る男と知り合い、長崎へと同道した。辿り着いた長崎には、紅毛人の居留地である出島があり、異国の帆船が停泊するなど、これまで修行地とは異なる、異国の香りが漂う町だった。空也は、島巡りの途中で出会った長崎会所の高木麻衣、長崎奉行所の鵜飼寅吉を訪ねて再会を果たす。空也は長崎奉行松平石見守と面会し、薩摩酒匂一派の追手を欺くために松平家家臣「大坂中也」と身分を偽って武者修行を続けることを許された。空也は長崎奉行所の長屋で寝起きし、奉行所の道場での稽古、福岡藩邸への出稽古に励み、また、丸山遊郭で若き父・磐音が長崎を訪ねた日々のことを知るなど、充実の日々を送る。そんなある日、麻衣に乞われ、外海で会所の船の積み荷を狙うという海賊船退治に手を貸すことになるが、海賊船について聞く中で、大村で会った篠山小太郎の意外な正体が明らかになる。長崎会所の帆船オランダ号に乗り込んだ空也は海賊船との戦いに臨むことになるが……。
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