蟲愛づる姫君

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出版社
小学館
著者名
宮野美嘉
価格
693円(本体630円+税)
発行年月
2021年12月
判型
文庫
ISBN
9784094071009

蟲愛づる姫君の旦那様、突如……若返る!?

毒蟲たちを溺愛する変わり者の妻をこよなく愛する、魁国の国王・楊鍠牙。根っからの不幸体質のため、大抵の理不尽には耐性のある鍠牙だが、そんな彼は、ある朝目覚めると、十代の少年の姿になっていた。ひと晩で十五歳の若返り、十八歳の姿となった鍠牙は、記憶まで逆行してしまったため、玲琳を見ても自分の妻だとは認識できない。どうやら何者かに蠱術をかけられ、時を奪われてしまったようなのだが……。
「十八歳の頃、鍠牙様はグレておられました」
側近の証言どおり、自らの黒歴史ど真ん中の時代に戻ってしまった国王陛下は、人生二度目の反抗期に突入。一方、玲琳はといえば、自分に解蠱できない術はないと言い切り、最強の蠱師のプライドにかけて、夫への呪いを解こうと奔走する。そして……まずは原因を探ろうと調査するうちに、鍠牙にとって十八という年齢は、彼がもっとも尊敬する学問の師・譲玄が亡くなった、まさにその歳であると判明するのだった。果たして玲林は、鍠牙にかけられた術を解くことができるのか? 急転直下の《むしめづ》シリーズ最新刊!

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