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中国の覇権は、世界各国の安全保障を脅かしている。日本は、尖閣諸島や歴史認識で見るまでもなく中国に騙(だま)され脅されながら反論もせず、いまだに「中国を刺激してはならない」と馬鹿げた「日中友好」を続けている。
果たして日本は、中共の攻勢に自国を守れるか。
本書はそれを問いながら、中国という覇権に敗れない方法として平安時代に書かれた「闘戦経」という戦争学を主題にしている。
いま中国は「戦わないで勝利する超限戦」をしかけている。それに日本はまんまと乗せられている。超限戦とは、軍事力で米国に圧倒された当時の中共党の党軍の佐官クラスの空軍政治将校らが、対抗理論として編み出したもので、この流儀でやれば強国に対峙しても勝てる、というものである。シナ文明の古典である孫子の21世紀版とみなせばいい。
闘戦経は、その孫子の移入に刺激を受けて、彼我の違いに覚醒した成果のまとめである。日本文明意識に基づく戦争と戦闘という戦いについての思索が孜々(しし)としてまとめられている。その教訓を妥当に学ばず修得しなかったために、日本帝国は敗戦の憂き目にあった。と「闘戦経」を釈義したのは笹森順造である。
「闘戦経」は漢文で書かれている。読み方で理解も意味も微妙な違いが起きる。本書では日本の現状、歴史を取り上げながら、日本人はそれらをどう受け止めどう日本の安全保障に役立てていくか。それを「闘戦経」を通して説いている。第一章「我が武は天地の初めに在り……」。第二章「天祖瓊鉾(ぬぼこ)を以て〓馭(おのころじま)を造る」。……「闘戦経」を学び、文明意識としての信が明らかになると、覚悟が定まる。
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