見ることからすべてがはじまる

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出版社
読書人
著者名
アンリ・カルティエ=ブレッソン , クレマン・シェルー , ジュリー・ジョーンズ , 久保宏樹
価格
3,740円(本体3,400円+税)
発行年月
2021年12月
判型
四六判
ISBN
9784924671492

" 「カルティエ=ブレッソンの写真は、何というお宝なんだろう。……少しのあいだだけでもその作品に向き合えるのは特権だ。今なら、カルティエ=ブレッソンについて前よりもよくわかっているのだろうか。何が特別だったのか。そのまなざし、そのフレームだったのか。世界をみる見方だったのだろうか。それを学ぶことはできるのだろうか」――ヴィム・ヴェンダース〔映画監督〕
 
 2014年2月から6月まで、展覧会『Henri Cartier-Bresson』が、パリのポンピドゥセンターにより企画展示され、マドリッド、ローマ、メキシコと各地を巡回展示した。本書は、その展覧会の際にポンピドゥセンターの写真部門キュレーター(当時)のクレマン・シェルーとキュレーター補佐のジュリー・ジョーンズによって編著された『 ≪ Voir est un tout ≫ : Entretiens et conversations (1951-1998)』(ed. Centre Pompidou)が元となっている。また英語版が、ニューヨークのアパチャー財団から『Henri Cartier-Bresson : Interviews and Conversations (1951-1998)』(ed. aperture)として出版されている。
 1951年から1998年にかけて実現された12の会話とインタビューを収録。多くの場合、カルティエ=ブレッソンのインタビューは一度雑誌に掲載されて以降、再び表に出ることはことなかった。それらのインタビューから立ち現れてくるのは、世界の状態について解説し、自らの辿ってきた道筋を振り返りながら、写真について人々の心を捉えながら情熱的に語る、ひとりの人間としてのカルティエ=ブレッソンの姿である。半世紀近くにわたるインタビューを年代順に配置することにより、彼自身の言葉が、写真家の考え方の進展をも明らかにする。そこからは伝説の中に押し込められた姿ではなく、それとは正反対に生き生きとしたカルティエ=ブレッソンの姿が浮かび上がってくる。
 幼いころの記憶から、画家を目指し、その後写真家に。第二次大戦時の捕虜体験と幾度もの脱走……。マグナム・フォトを設立前後の話、盟友キャパとの関係と、その死について語る。(表紙写真=Henri Cartier-Bresson, 1935, by George Hoyningen-Huene
? George Hoyningen-Huene Estate Archives
Digital Image ? 2021, The Museum of Modern Art, New York/Scala, Florence)"

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