版画芸術 No.194(2021冬)

特集:「美人版画」の現在 時代をうつす鏡

版画芸術

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出版社
阿部出版
価格
2,200円(本体2,000円+税)
発行年月
2021年12月
判型
A4
ISBN
9784872425703

日本では、古くは江戸時代より「美人」が浮世絵版画の画題として親しまれてきました。ですが、「美人版画」は単に女性の姿かたちを描くだけではなく、時代ごとの風俗をうつしとり、流行を彩ってきたものなのです。「時代」はとりわけ女性の装いに顕著に表れていました。
 本特集では単に「女性を美しく描く=美人版画」という図式ではなく、描かれた女性像に、現代ならではの視点が盛り込まれた作品を紹介します。また、第 2 章では伊藤深水や竹久夢二といった、大正・戦前までの女性を描いた版画作品も合わせて掲載することで、近代から現代に至る時代の変遷にも注目します。

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