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ゲッチョ先生で知られ昆虫に関しての著書の多い著者が石垣島の岩崎卓爾や「正木任(マサキツトム)」の息子である譲さんとの出会いを通し、戦前に早世した「ツトム」という世にあまり知られていない人物の残したもの、果たせなかったことをたどる。
ツトムが生前書き残そうとした本は世に出ることはなかったが、こうした形で「ツトムの本」が世に出ることになったのは先人への敬意と自然観察の大切さを実感している著者の思いによるものではないだろうか。岩崎卓爾というユニークな人物、生物学者の来島など戦前の石垣島、生物学界も垣間見ることができる。また岩崎卓爾ら先人の「残してくれたもの」の貴重さ、「自然を見つめる目」はさまざまな形で現在も受け継がれていることがわかる。
この「ツトム」の名(マサキ)が和名につけられている生き物は以下の6つである。それは「マサキウラナミジャノメ」(八重山固有のチョウ)「マサキルリモントンボ」(台湾で記載されたイトトンボの種類の石垣。西表島固有亜種)「マサキルリマダラ」(東南アジアに分布し、石垣島で初めて見つかった迷蝶)「マサキオオツバメガ」(東南アジアに分布し、石垣島で初めて見つかった遇産蛾)「マサキベッコウ」(尖閣諸島と西表島に固有のカタツムリ)「マサキカニダマシ」(海岸動物のカニダマシの仲間)である。
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