改訂のポイント
●看護の導入において、事例を用いながら、療養環境が病院や施設から地域・在宅に移行していく看護の全体の流れを解説します。
●保健・医療・福祉に関する法律や制度を把握し、看護の役割や多職種で取り組む地域包括ケアシステムについて学びます。
●看護の展開と継続性について、退院支援・退院調整、多職種連携・協働(チーム)など、居宅を意識した新たな看護の視点で学びます。
●解剖生理学や病態生理学を学ぶ大切さを強調しながら、看護師に求められる臨床判断能力について解説します。
●倫理的課題について、医療の高度化や地域への療養環境の変化などを考慮しながら、基本的知識と倫理的意思決定を行うための枠組みを学びます。
●統合領域(看護管理・医療安全・災害看護・国際看護)の基本的な内容を初学者向けにまとめて解説します。
本書のポイント
●看護学概論について、「専門職としての看護」「看護の理論と実践」「社会的機能としての看護」「看護の統合と今後の展望」の4つのパートに分けた、明快な構成となっています。また、災害看護・国際看護は章立てを行い、掲載しています。
●身近な例を使った親しみやすいイントロダクションから始まり、看護の歴史、これからの看護の可能性・展望まで、「看護」を俯瞰的にとらえることのできる内容です。
●看護の現状について、理論、倫理、法・制度、社会福祉システムとの関係など、あらゆる角度から的確かつ簡潔に記述しています。
●現代社会において、看護師が求められるものは何か。ケアの担い手としての責務・役割は何か。図表と事例を使って、わかりやすく説き起こします。
●「健康」「病気」といった基本的な概念をめぐる考察から、適切な看護実践のあり方、継続看護、有効な看護過程の進め方まで、さまざまなレベルで「看護」のエッセンスを解説しています。
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