森から水源へ―戸谷の彫刻世界を体感
「彫刻」の概念の再構築を試み、一貫して「彫刻とはなにか」を追求し続けてきた日本を代表する彫刻家・戸谷成雄の市原湖畔美術館で開催中の個展の公式図録。ダムの建設によって誕生した人工湖の畔にたたずむ美術館の時空間をひとつのインスピレーションとした〈森〉〈土地〉「水脈」に連 なる作品群を山本糾が撮り下ろす。戸谷彫刻の真髄に新鮮な視点で迫る椹木野衣による論考を掲載。
戸谷の彫刻は、近代彫刻としては「わかりにくい」。しかし逆に言えば、その「わかりにくさ」によって、彫刻の起源、そのはじまりに近代彫刻の影を通じて肉薄している。
― 椹木野衣(本書より)
展覧会「戸谷成雄 森と湖:再生と記憶」
2022 年 1 月 16 日まで
千葉県・市原湖畔美術館にて開催
https://lsm-ichihara.jp/
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