マル暴

小学館新書

マル暴

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出版社
小学館
著者名
櫻井裕一
価格
946円(本体860円+税)
発行年月
2021年11月
判型
新書
ISBN
9784098254095

この刑事は鬼か仏か。ヤクザが恐れた男

暴力、殺人、抗争、恐喝、闇金、地上げ、反グレ、けん銃、覚せい剤、エンコ飛ばし。
社会の裏面で蠢く、そんなヤクザたちと常に対決し、身を徹して表社会との防波堤となってきた人たちがいる。
暴力団犯罪を専門とする警察の捜査員たち、いわゆる「マル暴」だ。

日々の柔剣道訓練で体を鍛え抜き、組員の威勢や恫喝にひるまず、巧妙化する暴力団の知能犯罪を見抜き、取調室でヤクザ一人ひとりの人生と対峙する。

四ツ木斎場暗殺事件、日本医科大学病院ICU射殺事件、群馬前橋スナック銃乱射事件、住吉会幹部らによる東京防潮堤工事入札談合事件、岡本ホテル預託金詐欺事件、極東会幹部らによる小指切断重傷傷害事件、山口組幹部らによるC型肝炎薬ソバルディ詐欺事件など。

警視庁において40年にわたって暴力団捜査にかかわり、社会を震撼させたヤクザ犯罪をいくつも解決に導いた「剛腕マル暴」が、その捜査秘録を初めて明かす。

これが暴力団捜査のリアルだ!

【編集担当からのおすすめ情報】
暴力団事務所に踏む込む刑事たちの映像や写真を見たことがある人は多いはずです。鋭い眼光、ダブルのスーツに、いかついネクタイ。その太い腕に巻かれた「警視庁の腕章」がなければ、どちらが”本職”か見分けがつかないぐらいの迫力。彼らが、いわゆる「マル暴」です。
本書では、警視庁で叩き上げの刑事として、暴力団捜査を担当する組織犯罪対策課の管理官まで務めた著者が、自身の経験をもとに「マル暴とは何か」「ヤクザとは何か」をまとめました。
緻密で地道な捜査から、取調室での緊張感のあるやり取り、ガサ入れでの丁々発止まで、ここまで詳細に、暴力団担当刑事の活動が、経験者によって記された本はほかにはありません。

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