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東アジア漢字文化圏の古典として広く諸国・諸地域の文化・思想に大きく影響を与えた『論語』。
2017年、幕末以降所蔵不明であった最古級の『論語』注釈写本である『論語疏』が日本国内において再発見され、2020年には展示公開、広く報道がなされた。
慶應義塾大学図書館蔵『論語疏』巻六である。
同書は南北朝から隋時代(6〓7世紀初頭)における中国写本であり、『論語』およびその注釈として、さらには同時代の写本として類を見ない逸品である。
本書では、同『論語疏』の全編をフルカラー原寸大で影印、初公開する。
さらには、室町期の写本群のなかでも、最も整った完本である、慶應義塾大学附属研究所斯道文庫蔵『論語義疏』(文明19年書写大槻本)の全編もフルカラーで影印。
斯界の第一線をリードする研究者による詳細な解題・翻刻・校勘記を備えた決定版。
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