遠山陽子俳句集成

遠山陽子俳句集成

出版社よりお取り寄せ(通常3日~20日で出荷)
※20日以内での商品確保が難しい場合、キャンセルさせて頂きます

出版社
素粒社
著者名
遠山陽子
価格
7,040円(本体6,400円+税)
発行年月
2021年11月
判型
A5変
ISBN
9784910413075

既刊句集『弦楽』『黒鍵』『連音』『高きに登る』『弦響』にくわえ、著者第6句集にあたる新作『輪舞曲(ろんど)』を集成。

巻末には、永島靖子・福田若之による「解説」および「自筆年譜」「解題」「初句索引」を付す。



句業60年余、『評伝 三橋敏雄―したたかなダンディズム―』の著者による、ひたすらな俳句の響き。



父ほどの男に逢はず漆の実

白芥子をまはり躰が逢ひにゆく

橋を来る揚羽に双手ひろげたる

卯月浪この子を抱き飽きにけり

呼ぶ声を空は返さず花ぐもり

もう誰の墓でもよくて散る桜

嗅いでから抱く赤ん坊朝ぐもり

雨から雪へ老人ばかりのタンゴ

桃と桃かすかに触れてゐてこはい

謎のないわたしと老いた梟と

花ふぶき花ふぶき机上死こそあらめ

白蛾も来よわが九十の賑ひに

お気に入りカテゴリ

よく利用するジャンルを設定できます。

≫ 設定

カテゴリ

「+」ボタンからジャンル(検索条件)を絞って検索してください。
表示の並び替えができます。

page top