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本書は、「つくろうとするものが思い浮かばない、どうすればいいのか」という教育現場の切実な問いに答えるものです。そのことにかかわる「はじめに」の文章を以下に記しました。
「はじめに」より
つくろうとするものが思い浮かばない。こうした理由で自信をなくしている子供たちは少なくありません。ではどうすればいいのでしょうか。
医学において難病を克服するための新薬や効果的な治療法が研究されてきたように、教育学においても教育現場の切実な問題を解決するための考え方や具体的な方法に関する検討が必要です。本書の創造モデルと創造モデルに基づく造形教材はそうした検討を踏まえて示したものです。
本書は、教育の現場で子供の前に立つ指導者の皆さん、そしてこれから子供の前に立とうとして勉学に励む学生や院生の皆さんのために書きました。もし「私もつくろうとするものが思い浮かばずに困ったことがあります」という方々がおられましたら、ぜひ読んでいただきたいと願っています。
「授業の準備で何が大切ですか」と問われれば、「子供がつくるものと同じものを指導者も事前につくってみることです(教材の試作)」と答えます。本書の教材のなかからどれか一つでも結構ですので、ご自分で試しにつくってみてください。「つくろうとするものが思い浮かばない、どうすればいいのか」という問いに答えるための糸口をきっと見つけていただけるものと思います。
*本書の内容は、創造モデルや創造モデルに基づく教材の開発に関する研究に基づくものです。研究にあたっては、JSPS科研費課題番号 23653280の助成を受けました(研究課題名:少ない材料で多様な発想を引き出すことができる工作教材の開発)。
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