目当ての本があってもなくても、ただ訪れるだけで楽しい場所。
紙の書籍には、電子書籍とはまた違った魅力があり、
書店はこれまで知らなかった新しい世界との出会いの場でもあります。
本書はそんな書店にまつわる14編のアンソロジーです。
14編のうち以下の3編は、マイナビ出版主催の短編小説コンテストの受賞作です。
【最優秀賞】
『レオ・レオニとソーダ』快菜莉
【優秀賞】
『記憶の中の本』零谷雫
『僕の太陽』大田ヒロアキ
【一部あらすじ】
『幸猫書房と飛び出す絵本』矢凪
病院に来た移動式本屋『幸猫書房』。歩行訓練を終えた幸音は母と共に本屋を訪れる。
『月刊 たかしくんをつくる』鳩見すた
ある日届いたマンガ雑誌。「これから毎月一冊、あなた宛に本が届きます」と、母は告げる。
『かたつむり書店』鳴海澪
夫亡き後、夫婦で始めた書店を懸命に守ってきた晴子。支えてくれたのは常連の椿だった。
『記憶の中の本』零谷雫(※コンテスト優秀作品)
書店員の美玖に本を探して欲しいと頼む女性。彼女は、著者名も書名も分からないと言う。
『ラスト・ブック』楠谷佑
寝る前に絵本の読み聞かせをしてくれていた母が去ったのは、小学四年生の冬のことだった。
ほか9作品収録
『あなたの『好き』をおしえるもの。』桔梗楓/『風の吹き抜ける書店』杉背よい/『僕の太陽』大田ヒロアキ(※コンテスト優秀作品)/『レオ・レオニとソーダ』快菜莉(※コンテスト最優秀作品)/『ブックスココミネは健在です』神野オキナ/『ページの陰の』溝口智子/『行きつけの本棚』那識あきら/『かつて存在した書店という名の生き物について』水城正太郎/『書店員さんにありったけの感謝を』編乃肌
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