取り寄せ不可
彼にとって私はただの戦利品……。
でも、惹かれる想いは止められない。
厳格な継父に育てられたクレアは、おとなしく従順な娘だった。
結婚相手までも継父に決められていたが、拒むすべはない。
そんなある日、継妹がヨットクラブで出会った男性ベンを連れてきた。
ハンサムでいかにも裕福そうな彼は、一流企業の社長だという。
クレアと違って奔放な継妹には、お似合いの相手に見えた。
ところが彼は継妹の恋人ではないらしく、クレアを無遠慮に見つめると、
いきなり彼女の手を取って、脈打つ手首に唇を押しつけたのだ。
初めて経験する熱いざわめき……。震える彼女に、ベンが言った。
「君は、お父さんの決めた人と結婚することなどできないよ」
クレアの中で眠っていた情熱が目覚め、恋に落ちた瞬間だった。
往年の名作家シャーロット・ラムの隠れた名作です。初めて知る恋に戸惑うクレアと、迷う隙を与えまいとするかのように次々と誘惑をしかけるベン。熱い恋の攻防のゆくえは――?
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