取り寄せ不可
鎌倉幕府の将軍を支える13人。頼朝亡き後の権力闘争で、なぜ北条義時は最後まで残ったのか?
壮絶な権力闘争のなか、自らの家を護り、トップへと導いた手段と策略とは?
頼朝の死で不安定になった鎌倉幕府。鎌倉殿を支えるべく結集した13人。ひとり消え、ふたり消え……。
現在の世上は、北条義時とほぼ同時代を生きた、鴨長明が自著『方丈記』の中であげた〝五大災厄〟――安元の大火・治承の辻風・福原遷都・養和の飢饉・元暦の大地震――が一度に押し寄せたようなコロナ禍の中にある。人々は皆、片目で捉えていたはずの未来を、突然、奪われてしまった。不可抗力だった、どうすることもできなかった、との声をよく耳にする。だが、歴史の世界はいう。それでも、油断したのですよ、と。……はじめにより
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