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なぜ、平等であることが大切なの?
あなたは、家庭にある、学校にある、地域社会にある、たくさんの関係のなかで、何かおかしいと感じたことはありませんか?
「どうしてちがう扱いをするの?」
「あの人たちはズルい!」
「お父さんより、お母さんのほうが苦労している!」
「相手が子どもだからといって、そんな言い方をしていいの?」
こういうぼんやりとした疑問や違和感を、ざっくり「それって平等なの?」と言い換えることができるかもしれません。でも、そもそもなぜ「平等であること」が大切なのでしょうか? 不平等な社会は、どうして問題なのでしょう?
日常のモヤモヤした疑問から、教育や医療の不平等、肌の色やジェンダーをめぐる差別、日本と世界の格差問題などを通じて、社会における「平等」の大切さを考えてみよう。
<本の内容>
はじめに
第1章 「平等」ってどういうこと?
1 なぜ、平等であることが大切なの?
2 平等って、いつ生まれた考え方?
3 学校や家のなかにも、不平等がある?
第2章 日本と世界のなかの不平等
1 格差ってどんどん広がっているの?
2 不平等をなくすために、政治は何ができる?
3 日本とほかの国との関係って平等なの?
第3章 未来に希望をもつために、平等を考える
1 モヤモヤした気持ちは、どうしたらいいの?
2 どんなことができれば、人はよい暮らしをしているといえるの?
3 社会を変えるために、一人ひとりにできることは?
おわりに
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