インバウンド・ルネッサンス日本再生

インバウンド・ルネッサンス日本再生

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出版社
日経BPM(日本経済新聞出版本部)
著者名
池上重輔 , 早稲田大学インバウンド・ビジネス戦略研究会
価格
3,850円(本体3,500円+税)
発行年月
2021年11月
判型
四六判
ISBN
9784532324377

切り札は“観光プラスα”にあり!
  富裕層を取り込み「インバウンド」を成長循環に結びつける
       新しいフレームワークを提示。
       さあ、あなたの街を見直そう!

 新型コロナウイルスはツーリズム産業に大きな打撃を与えた。観光公害が起こるほどに活況を帯びていたインバウンド・ビジネスはポスト・コロナ時代へ向けた飛躍への指針が求められ、国際的な移動が制限されている現時点でのその準備が必要とされている。その新たな指針・パラダイム・ビジネスモデルは、これまでとは全く異なるニューノーマル下のものとなる。逆転の思想で考えると、アフターコロナは、通常時では難しい「パラダイムシフト」が実現できる可能性が大きく、これを好機と捉え、実際に動くことができる人・組織・ビジネスに勝機がある。人の移動が制限されることにより、幸か不幸か、これまでの訪日客の増大だけを頼りにしたやり方から、いかにリピーターを増やすか、富裕層をつかむかなどという、まさに「戦略」が求められる局面を迎えているのだ。

 本書は、こうした問題意識のもとで、アフターコロナのニューノーマル下にある世界のツーリズム・ビジネスを見渡し、「観光立国日本」を実現していくための新たなキー概念として、サステナブルに発展する「インバウンド・アウトバウンド・ループ(IOL)」という独自のフレームワークを提示。(1)非観光事業者・日本の文化等を観光資源化、(2)観光資源化する際に経験・体験価値化しその付加価値を高める、(3)その価値を展開するために地域内・地域間連携を促進する、(4)付加価値を高価格に転嫁することでインバウンドから得られる収益を持続的に最大化し、それを、(5)効率的に越境eコマースなどを活用した海外販売につなげ、それがさらに、(6)再度インバウンドに向かうというループとして提唱。
 国内外の事例を紹介・分析しながら、収益をインバウンド・アウトバウンドとスパイラル(循環拡大)させることで、一過性のビジネスにとどまらない、重要な基幹産業(貿易産業)として持続的に発展させる日本経済飛躍の方向性を提示する。

 前著『インバウンド・ビジネス戦略』は、日経本紙書評で取り上げられたほか、2019年の「ベスト経済書」(週刊ダイヤモンド)第10位に選ばれるなど高い評価を得た。本書は、前著で提示した基礎理論をもとに様々な具体例を示す、新たな時代に向けた実践編である。

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